くらし情報『コスト0円、16ヶ月の旅。アフリカ〜イギリス間をチャリで縦断した夫婦が手に入れた“形のない財産”』

2017年2月10日 04:48

コスト0円、16ヶ月の旅。アフリカ〜イギリス間をチャリで縦断した夫婦が手に入れた“形のない財産”

目次

・何気ないジョークから始まった「決意の旅」
・「この旅を通じて失ったものは、物欲と身近な便利さや快適さを求める心」
・大の大人がそんな生き方をしてもいいんだ!
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何気ないジョークから始まった「決意の旅」

大阪出身のロウ麻友さん。彼女はロンドン在住時、同じくデザイナーである夫のエリオットさんと知り合った。インド・ヒマラヤでのトレッキングや日本縦断ヒッチハイクなど、独自のアウトドア旅を共に楽しみ、愛を育んだ。その後、エリオットさんの南アフリカ・ケープタウンでの仕事のオファーをきっかけに、結婚と移住を決意。ケープタウンの雄大な自然は、彼女を魅了した。しかし、人種差別がまだ色濃く残る現実は、想像以上だった。防犯のため自宅の門からドアまで鍵は5つ、広がるスラム街。かたや富裕層のための家の内装をデザインする日々。
強烈な格差社会の矛盾に葛藤し、南アフリカ生活を終えようと決めるのは自然な流れだった。同時に「リアルなアフリカを体験せずして、大陸を離れられない」という思いも沸き起こった。自転車旅は、朝の会話で出たほんのジョークまじりのアイデアだったが、仕事を終えたその日の夜、自ずとプランについて具体的に話し合っていた。「あなたたち本気?」。深刻な治安問題に周囲は大反対。思いが揺らぐこともあったが、入念な準備を経て、果てしない距離を漕ぎはじめた。当面の住まいはテント。

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