くらし情報『犯罪、孤食、肥満を減少。いいことばかりの「正義の畑」を営むポートランドのコミュニティ。』

2017年4月19日 10:02

犯罪、孤食、肥満を減少。いいことばかりの「正義の畑」を営むポートランドのコミュニティ。

(*1)フード・ジャスティスとは、低所得だという理由で健康的な食材を選べないという状況の解決方法

若者も育てる農園の雇用プログラム

ビレッジ・ガーデンズのコミュニティ菜園、マーケットに並ぶもう1つの大きな柱が、「フード・ワークス」という14歳から21歳までの経済的に恵まれないコミュニティの若者を約1ヘクタールの有機農園で雇用するプログラムだ。この農園で作る野菜は、前述のビレッジ・マーケットはもちろん、市内のファーマーズマーケットやオーガニックスーパー、提携者に前払いで作物を定期宅配するCSA(Community Supported Agriculture)などで販売され、ビレッジ・ガーデンズの経費の1/4程度を賄っているという。「フード・ワークス」には学期内の放課後と土曜日、もしくは夏休み期間という2種類の雇用プログラムがあり、毎年30人の若者が参加している。先生が指示を出す学校のような環境とは違い、ここでは若者自らが主となり、農園を運営しなければならない。 例えば畑に何を植えるべきか、ワークショップの開催テーマや運営方法、夏場の共同ランチのメニュー、誰を採用するかなどが若きリーダーを中心に協議決断される。

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