2017年7月28日 02:59
感度の高い若者に聞いた、都会から2時間半離れた「田舎暮らし」から得られる「都心では味わえない幸せ」とは
以前は農業に携わったことがなかった彼だが、いまや野菜が育つ喜びが何にも代えがたいと笑顔で話す。
ここでは、暮らしと仕事が一体になっている。畑を見て「ああ気持ちいいなあ」って毎日がスタート。肉体的に大変なことはあるけど、自分の育てたい野菜を植えているし、“仕事している”感じではない。やらされてる感が全くないんです
ブラウンズフィールドの畑では化学肥料や農薬を使わない。馬糞など動物性の肥料も一切使用しないいわゆる「無肥料無農薬栽培」だ。大地の豊かな恵みのおかげで、水やりも滅多にしない。「虫に食われてもしょうがないんです。循環の一部だし」と、虫除けもなし。
その代わり、日々の野菜の健康管理は欠かせない。「少しでもタイミング逃すと美味しくなくなっちゃうから」と、毎日二回野菜の収穫をしている。
ブラウンズフィールドで育てるのは野菜だけではない。米と小麦、大豆の栽培も哲平さんの仕事だ。小麦はうどんと小麦粉に、大豆はスタッフみんなで醤油と味噌に加工する。写真は今年仕込んだ醤油
ヤギのゆきちゃん。草刈機では刈れない狭い部分の草を食べてくれるが、たまに野菜も食べちゃうとか自分で野菜を育てると、食べ物にかなり自覚的になるんです。