くらし情報『「動物の権利よりも、人権に関心がある」。米研究者に聞いた、これからの動物と人間の“フェアな関係”』

2018年2月6日 04:48

「動物の権利よりも、人権に関心がある」。米研究者に聞いた、これからの動物と人間の“フェアな関係”

今から4年前、カネボウ化粧品の化粧水を使用した約2万人の肌に「白い斑点」ができた事件が起こったのを覚えているだろうか。(参考:日経新聞)「ぼく/私は化粧水を使わないから関係ない」とか「自分には起こってないし関係ない」と思う人もいるかもしれないが、実際にはそうでもない。なぜなら普段使用している「動物実験で安全と判断された化粧品や医薬品」は、30%~60%しか人体への安全性を予測できていないからだ。日本では化粧品大手の資生堂などが社内外での動物実験を廃止しているが、いまだに多くの化粧品や医薬品が動物実験を使って開発され、市場に出回っている。安全性30%~60%ということは、平均して約50%。口に入れたり、目に入れたり、肌に塗ったり…命や人体の健康に関わる化粧品や医薬品の「約半分が危険」と聞いたら、誰もが「え、安全性低すぎるよ(汗)」と思わないだろうか?その安全性の低さゆえに起こったのがカネボウの事件なのだ。冒頭から脅かすわけではないが、筆者がこの耳を疑うような驚きの事実を聞いたのは、昨年11月に東京で開かれた日本動物実験代替法学会に参加したときのこと。そこで動物実験の安全性の低さを「コインを投げて表が出る確率とほぼ変わらない」

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