くらし情報『12作目: メディアが報道しない、北朝鮮の“普通の暮らし”とは。撮影監督が韓国籍を放棄して挑んだドキュメンタリー『ワンダーランド北朝鮮』|GOOD CINEMA PICKS』

2018年6月25日 03:58

12作目: メディアが報道しない、北朝鮮の“普通の暮らし”とは。撮影監督が韓国籍を放棄して挑んだドキュメンタリー『ワンダーランド北朝鮮』|GOOD CINEMA PICKS

北朝鮮についての報道で目にするのは、「軍事パレード」「ミサイル発射実験」「飢餓」などのキーワード。日本のテレビニュースでも、同国で放送された番組の映像が映されることがあるが、それは北朝鮮の実際の姿に近いのだろうか。外からのアクセスが容易でない国家について、内情を詳しく知ることは難しい。今回の『GOOD CINEMA PICKS』で紹介するのは、限りなく日常の姿を撮ろうと北朝鮮に三度入国したのちに撮影された、初の北朝鮮政府公認ドキュメンタリー『ワンダーランド北朝鮮』だ。そこに映る、人々の“普通の生活”とはどんなものだろうか。

目次

・北朝鮮国民のサステイナブルで、幸せそうな生活
・韓国籍を捨て、北朝鮮公認ドキュメンタリーを撮影した監督
・メディアが描くイメージは作られたものなのか


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©Kundschafter Filmproduktion GmbH

北朝鮮国民のサステイナブルで、幸せそうな生活

朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の国民の生活と聞いて思い浮かぶのは、困窮した、そして統制された生活かもしれない。本作に映る人々には、自給自足に近い暮らしをしている人も、工場や施設で働いている人もいるが、共通しているのは「素朴で穏やかな生活」を送っているように見える点だ。本作の監督はそんな様子を目の当たりにし、自身が子ども時代を過ごした1970年代の韓国を思い出したとインタビューで話している。

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