
ジョルジオ・アルマーニ(
ジョルジオ・アルマーニ(83)がグッチのショーを「行きすぎ」だと批判している。先週開催されたミラノコレクションでの同ブランドの2018秋冬コレクションは、モデルがドラゴンのフィギュアやモデル自身の精緻に作製された頭部を抱えてランウェイを歩くなどで話題となっていた。それに対し、アルマーニはステージ演出過多であり、重要なのは服自体に語らせることだと不満をもらしている。
同ブランドやクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレを名指しこそしなかったものの、WWDとのインタビューにてアルマーニは、「こういったことには加担したくないね。ファッションとはメディアにそのブランドを語らせるようではならない。我々は変化し、楽しませなくてはいけない。やりすぎの演出抜きでね。それはあまりにも安易なことだから」「私は消費者たちを騙そうと思ったことは一度もない。私がランウェイのショーで見せるものは、すなわち店頭で顧客の方々が見つけられるものだからね」と述べている。
一方、アレッサンドロは以前、ミラノでの同ブランドのショーはアメリカの学者ダナ・ハラウェイが1984年に発表したエッセイ『サイボーグ宣言』にインスパイアされたとして、ファッションとは売ることだけが全てではないとし、「ファッションを単にビジネスを生む何かだと制限することはあまりにも安易なことだ」
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