1度購入したら、生活の変化に応じて買い換えていくのが一般的です。
物価が年々上がってゆくNY
アメリカはインフレ社会ですので、基本的に毎年物価が上昇します。たとえば、2006年に私がNYに移り住んだときに76ドルだった地下鉄の1ヶ月乗り放題カードの価格は、2016年現在で116ドルになっています。
特に、現在のような低金利では、銀行に預けているだけでは、当然資産は目減りします。加えて、アメリカではソーシャルセキュリティと呼ばれる、日本の年金のような制度があるものの、配給は微々たるものです。このため、アメリカ人にとって老後の資金は「自身で運用して蓄えるべきもの」という意識なのです。
アメリカでは、401k(確定拠出年金)やIRA(個人退職口座)といった個人年金制度を利用するのが一般的で、こちらも税金控除の対象にもなります。これらは、債権や株で運用される訳ですが、ふつうは年齢が若いほどリスクを取りやすいため、リターンの多い株式の割合が高くなり、定年の時期が近づくほど、債権を増やしたコンサバティブなポートフォリオにしていきます。
人気はリスク分散型のインデックスファンド
アメリカで、資産運用として特に人気が高いのが、インデックスファンドです。
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