くらし情報『高良健吾×鈴木杏インタビュー 常に確かめ合った五分五分の愛』

2011年6月1日 17:20

高良健吾×鈴木杏インタビュー 常に確かめ合った五分五分の愛

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)

人はなぜ恋をするのか──という素朴な、しかしながら深い問いに若き役者たちはこう答えた。「自分1人では決して満たされないことだらけだからでしょうね。でも、理屈でするものじゃない」(高良健吾)、「自分が必要としている人に出会って好きになっちゃうこと、自分ではどうすることもできないことですよね」(鈴木杏)。迷うことなく答える2人。その言葉の裏には、男と女、互いの恋愛観を完全に理解することなんてできない、けれど愛するがゆえのさまざまな感情は知っている、そんな意味合いを含んでいるような…。彼らが自らの感情をありのまま伝えることができるのは、新作映画『軽蔑』で愛の本質を突きつけられ、それぞれの役を通して愛を体現したからなのかもしれない。『ヴァイブレータ』、『余命1ヶ月の花嫁』、『雷桜』など、恋愛映画の名手として知られる廣木隆一監督のもと、高良健吾と鈴木杏がつかみ取った“愛の本質”とはどんなものだったのだろうか。

真知子は「ダメなところも含めてすごくいい女」(高良さん)

原作は、1992年に46歳でこの世を去った中上健次の同名小説。
名家の生まれで遊び人のカズと歌舞伎町のダンサー・真知子との、許されざる逃避行を描いた恋愛物語だ。

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