くらし情報『松雪泰子インタビュー 仕事も作品も子育ても、想いを込めて』

2011年7月1日 19:10

松雪泰子インタビュー 仕事も作品も子育ても、想いを込めて

今回のアンパンマンのストーリーは食がテーマ、豊かなアンパンマンワールドとは真逆の環境の星が登場します。食べ物はカプセルに入ったエネルギー食だったり…。そんな星で育った男の子ココリンが地球にやってきて、虫に触れ、光に触れ、風に触れて自然を体験していくんですよ」。大人になるにつれ、忘れてしまいがちな大切なことを思い出させてくれる「本当に素晴らしい作品」と何度も繰り返す。

子育てを通して、自分自身と向き合う

ココリンがアンパンマンたちと出会って成長するように、多くの作品でさまざまな人間を演じてきたからこそ成長できたと松雪さん。ひとりの女性として、女優として、母として、どんなふうに年を重ねると彼女のような女性になれるのか。そのヒントは「手放すこと」にあった。

「年を重ねるごとに自由になっている気がするんですよね。
それは、自分の中にある“いらないもの”を手放しているから。特別なきっかけがあったわけではないんですが、ある人物を表現するためには、その人物の感情の変化を観察します。その作業のなかで、ふと自分自身を制限しているものは何だろう…と目を向けるようになったんです。自分自身で無意識のうちに何かを制限しているのなら、それに目を背けず向き合おうと。

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