2011年11月14日 16:48
染谷将太インタビュー “初恋”の想い出はちょっぴりビターな味…?
“みーまー”をやっていたときは、まだ高校生だったんですけど、学校に行っても放心状態で。自分でも知らないうちに、映画の現場では常に興奮している状態にあるのかもしれないですね。なんていうか、小さな子供がディズニーランドに行って帰ってきて、遊び疲れてぶっ倒れる、そういう感覚に近いのかも(笑)」という話からも、演じているときの集中力の大きさが伝わってくる。もちろん、そこにたどり着くまで、撮影初日を迎えるまでにさまざまな準備をしている努力があってこそ。興味深いのは、準備で身につけた知識を撮影前に「すべて削ぎ落とすこと」が染谷流の取り組み方であることだ。
「いろいろやってみて、削ぎ落ちたという感じですね。めちゃくちゃ大量の油を使って揚げた揚げ物の油を、クッキングペーパーで搾り取って、結果、芯しか残らなかったっていう感じ?毎回、どの現場でもそうなんですけど、準備期間中に監督といろいろと話をしたり、どれだけリハーサルを重ねても、初日にそれをぜんぶ壊しちゃう、ぜんぶ捨てちゃうんです。準備しているときは、後で捨てるぞ!とは思っていないですけどね(笑)」。
凜としてキリッとした顔立ちからクールさを感じさせる染谷さん。