テリー・ギリアム監督最新作の舞台は『マトリックス』のような世界!?
(Photo:cinemacafe.net)
『イングロリアス・バスターズ』で第82回アカデミー賞助演男優賞を手にした俳優のクリストフ・ヴァルツが、鬼才テリー・ギリアム監督の最新作『The Zero Theorem』(原題)に出演することが決定した。
既に製作準備に3年をかけている本作で当初、ビリー・ボブ・ソーントンが主演することになっていたものの、彼に代わってクリストフが主人公を演じることになったようだ。コンピュータにおける天才的な頭脳を持った主人公・コーヘンは、「マネージメント」と呼ばれる影の集団によって支配される世界で危機に襲われる。同集団の普遍的存在「マンカムズ」の目から逃れようとする彼だが、ベインズリーというキャラクターによって“バーチャル・セックス”の世界に誘われてしまう。さらに、“マネージメントの息子”と名乗る反乱者・ボブが、コーヘンの人生の意味の答えとなりうる「ゼロ・セオラム」という存在の探索に、助けの手を差し伸べるという物語。ウォシャウスキー姉弟が手がけた大ヒットシリーズ『マトリックス』を彷彿とさせ、ジョージ・オーウェルの『1984年』のような世界観が漂うミステリアスな作品になるようだ。