2013年9月3日 18:09
「マッドメン」に見る…60年代N.Y.オールドファッション
(Photo:cinemacafe.net)
60年代アメリカを舞台に、広告業界に生きる者たちの生き様を描くエミー賞受賞ドラマ「MAD MEN マッドメン」。その時代感を顕著に物語るものの1つに、登場人物たちの着こなすファッションがある。
番組の衣装デザイナー、ジェイニー・ブラアントが「まずはロングライン・ブラにガードル、ストッキング、スリップ!」と断言するように、女性たちのファッションは、クラシカルできちんとしていながらも、どこかセクシーで、秘めた色気を匂わせるもの。
タイトなワンピースでカーヴィーなボディを艶めかしく強調する敏腕オフィス・マネージャーのジョーン(クリスティーナ・ヘンドリックス)、キャリア面でのステップアップに合わせ、子どもっぽい女子学生風ファッションから大人の女性のキュートさを感じさせるキャリア・ファッションへとシフトチェンジしていくペギー(エリザベス・モス)ら、様々なタイプが登場するのも目に楽しい。
一方、花形広告マンの主人公ドン・ドレイパー(ジョン・ハム)を始め、男性陣がクールに、スタイリッシュに着こなすスーツ、トレンチコート、そして品のいいネクタイや靴といった小物からも“時代”と彼らの生き様が感じられる。