2015年7月4日 18:00
【シネマ羅針盤】映画界にもアイドル商法? 悪いことではないけれど…
劇場用アニメでは珍しくない手法だが、同作の場合、過度なアイドル商法と受け取る人もおり、賛否が分かれている。
作品そのものはもちろん、販促を批判するつもりはないし、「ファンが欲しいものにお金を出す」という経済活動はまったく悪いことではない。けれど、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『海街diary』が首位デビューを飾れない、この違和感っていったい…。確かに順位そのものはタイミングも大きく左右するが、ランキングを通して、「いまヒットしている映画」の実態が見えにくくなっているのが心配だ(現在の音楽チャートみたいに)。
(text:Ryo Uchida)
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