2015年7月10日 21:15
【シネマ羅針盤】夏の2大アニメ、個性で勝負『バケモノの子』『インサイド・ヘッド』
興味深いのは、どちらの作品も孤独な少年少女の視点から、未知なる世界を見渡すことで、見る者に将来への期待や不安、社会への怒りや絶望を抱いていた“あの頃”を思い出させるという点。加えて、家族のあり方が多様化する現代社会におけて「人間が成長するために、必要なものとは?」という普遍的な問いを投げかける点も共通している。やはり、夏休みはアドベンチャーが良く似合う。アニメ映画という色鮮やかな地図を手に、感性の冒険に出かけたい。
『バケモノの子』は7月11日(土)より全国にて公開。
『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。
(text:Ryo Uchida)
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