2015年7月13日 17:05
『インサイド・ヘッド』完成までの5年間…監督の想いが人を動かす
ついに実写映画でいう撮影監督、レイアウト部門が登場。アニメーションではヴァーチャル・カメラが置かれ、カメラワークを決めていく。そしてキャラクターやセットは、選ばれたカメラ・アングルの中でビジュアル的にうまくいくように配置されるのだ。これが完成すると、役者たちの声が録音される。その声に併せアニメーション部門とシミュレーション部門により、キャラクターに命が吹き込まれる。その後エフェクト部門、ライティング、レンダリングを経て、みんなが手がけた要素の、すべてをショットに入れ込み、レンダーファームというコンピューターシステムに送り、1つのシーンが完成。そんな気が遠くなるような作業を何度も何度も繰り返しては作り直し、ついに『インサイド・ヘッド』が完成した。
『インサイド・ヘッド』完成までの5年間。
ピート監督の1つのアイディアから、スタッフが徐々に増え、大きな作品を作り上げる。子どもから大人まで魅了させる作品を作ることができるのは、映画の出来に満足するまで徹底的に追及し、妥協しないピクサーならではのやり方と、スタッフの想いが作品を通して伝わるからだろう。(text:cinemacafe.net)
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インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開
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