2015年8月28日 21:00
【美的アジア】カン・ドンウォンに16歳の息子がいた!? 等身大の父親を演じ新境地を開拓
33歳になっても子どもより子どもっぽい父親姿も、なんだか妙にリアル。カン・ドンウォン自身35歳ですから、等身大の父親像と言えるかもしれません。憧れのアイドル(少女時代から派生したテヨン、ティファニー、ソヨンからなるユニット“テティソ”が実際に出演!)に会って鼻の下を伸ばしたり、息子アルムと友達親子の関係を築いたり。それでも、アルムの治療費を稼ぐために必死に働き、ふと見せる息子への表情には“父性”も覗かせます。
自分達よりも先にどんどん老いていく息子を目の前に、必死に、そして最後まで愛情を尽くす父親カン・ドンウォンの姿を見ていると、「子どもが親を親にする」のだな、と思ったり、「親にとって自分はどんな存在なのか」とふと考えてみたり、自身の「家族」について考えるきっかけをくれることでしょう。
親である人もそうでない人も。結婚してる人もしていない人も。本作で切なくも優しい思いに浸ってみてください。
ラストに近づくにつれて涙が溢れ出てくるかもしれませんが、この涙が物語の感動の涙なのか、「いつの日かカン・ドンウォンも結婚して父親になる日が来るのか…」という悲しみ(?)の涙なのかは、是非劇場で確かめてみてください(笑)。(text:Tomomi Kimura)
ゴジラが動き出す? アカデミー賞受賞記念『ゴジラ-1.0』ポスターARリリース