2015年10月13日 06:00
アントニオ・バンデラス主演、チリ鉱山の奇跡『The 33』公開決定
撮影は、事故が実際に起きた現場からわずか数キロメートルという地、アタカマ砂漠(チリのアンデス山脈と太平洋の間にある砂漠)などで敢行。チリでは8月6日に公開され、初登場1位を獲得、オープニングの興行成績としては歴代2位という記録的大ヒットとなった。
主演のバンデラスは、「鉱山作業員33人にそれぞれの物語があり、地上で救出に当たった人たちや救出を待つ家族にも、全てが信じられないほど感動的なストーリーがあったはずだ。映画では全てを描くことはできないが、チリ人の協力性と団結力を忠実に伝えなければならないと思っている」とコメント。
さらに、「『マスク・オブ・ゾロ』は実在するヒーローではありません。でも、チリの鉱山作業員は実在するヒーロー。そして、その仲間たちも実在する。そのことを私はこの映画で伝えたいと思っている」と、力強く語っている。
そのバンデラスが演じた実在の作業員マリオ本人は、「この事故が20年前に起きていたら、おそらく私たちは救出されなかっただろう」と言う。「今回の救出劇は、妻と家族や友人たちの努力と報道機関が起こした奇跡だ。私は地上にいる人たちの映像を見るたびに、今でも涙が止まらない。