2015年11月26日 20:15
鈴木敏夫×犬山紙子、『杉原千畝』から“夫婦のあり方”を語る
やがて第二次世界大戦が勃発すると、ナチス・ドイツに迫害され国を追われた多くのユダヤ難民が、カウナスの日本領事館へビザを求めてやって来た。日本政府からの了承が取れないまま、千畝は自らの危険を顧みず、独断で難民たちに日本通過ヴィザを発給することを決断する――。
ナチスに追われる亡命ユダヤ人のためにビザを発行し続けた外交官・杉原千畝役を、「THE LAST COP/ラストコップ」「ナポレオンの村」とドラマ出演が続いた唐沢寿明が務め、彼に付き添い、献身的に支える妻役を『探偵はBARにいる』以来の映画出演となる小雪が熱演する本作にちなみ、今回の「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」公開収録でも、鈴木さんと、ゲストの犬山さん、奥田プロデューサーが、杉原千畝の生涯や、妻・幸子について、さらには「夫婦」のあり方について語った。
鈴木さんは「千畝の妻は、彼と同じ方向を向いて、同じ未来を見ようとしたのでは?」と自身の考えを述懐。新婚だという犬山さんは、杉原千畝の妻・幸子に共感できなかったことを明かすと、驚いた鈴木さんは「君たち夫婦は大丈夫なの?」と、思わず心配する場面も。さらに話は「杉原千畝はなぜ、ナチスに迫害され国を追われた多くのユダヤ難民に対してビザを発給したのか?」