くらし情報『【インタビュー】アリエル・ホームズ、映画のように生きて…『神様なんかくそくらえ』』

2015年12月25日 17:30

【インタビュー】アリエル・ホームズ、映画のように生きて…『神様なんかくそくらえ』

「人生には何回か転換点があり、これもまた人生のひとつの局面だと思っているの。その時まで、私には何か楽しみを持つということや、野心、何かをやりたいという気持ちはなかったわ。あの時、あの仕事をもらったのはとても良いタイミングだった。書くこと自体が楽しいプロセスだった。それを映画にするということはとても素敵なことだし、自分の人生は映画のようだと思ったこともあったので、実際にそれをできて、冒険のような感じがしたわ」。

彼女の手記に感銘を受けたサフディ兄弟は、本格的な映画化へと着手する。主人公・ハーリーは彼女以外にはありえなかったと監督は話すが、アリエルにとって映画出演はおろか演技も初体験。しかしながら、ショッキングな冒頭シーンからラストのクライマックスに至るまで、アリエルは閃光のような存在感を発揮している。
以前から、詩や散文などに親しみ、演技にも興味はあったという彼女だが、撮影をどのように挑んだのだろうか。

「自分自身を演じるのは大変ではないかとよく言われるけれど、私は自分のままでいたからそんなに大変じゃなかった。カメラの前で緊張することもなかったわ。恐らく、14歳からホームレスとして路上でうろうろしていたからいつも人に囲まれていたし、最近まで生活の中にプライバシーというものがなかったから、そういうことも影響しているんでしょうね」。

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