くらし情報『【シネマ羅針盤】第88回アカデミー賞、作品賞は秀作揃いで大混戦!』

2016年2月27日 13:00

【シネマ羅針盤】第88回アカデミー賞、作品賞は秀作揃いで大混戦!

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


映画界最大の祭典、米アカデミー賞の発表が近づく中、誰が、そしてどの作品が栄冠に輝くか予想合戦も熱を帯びてきた。今年、作品賞候補に挙がるのは計8本だが、困ったことに…例年にない秀作揃いで、どの作品にもチャンスがある大混戦!正直、的中は難しい状況だ。

■前哨戦で存在感を見せる有力候補

すでに作品賞候補となった8本すべてを鑑賞したが、オスカー前哨戦の結果も踏まえた上で「アカデミー好み」と言えるのは、『レヴェナント:蘇えりし者』(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)、『スポットライト 世紀のスクープ』(トム・マッカーシー監督)、『マネー・ショート華麗なる大逆転』(アダム・マッケイ監督)の3本。どれも力強いテーマ性やキャスト陣の熱演、そして実話がベースになっているという共通点があり、見応えは十分だ。

“勢い”という点では、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)作品賞、英国アカデミー賞作品賞に輝いている『レヴェナント:蘇えりし者』が優勢で、昨年の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き、イニャリトゥ作品が頂点に立つ可能性は否定できない。

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