くらし情報『日本公開は無理?キム・ギドクが福島原発事故を描いた問題作『STOP』ゆうばりで大反響!』

2016年2月29日 11:30

日本公開は無理?キム・ギドクが福島原発事故を描いた問題作『STOP』ゆうばりで大反響!

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


韓国の鬼才キム・ギドクが2月28日、福島の原発事故をテーマに描いた問題作『STOP』を引っさげ、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」に来場!上映後に観客との質疑応答に応じ、作品への思いを口にした。

当初、ギドク監督の来場は予定されていなかったが、日本を舞台にした本作が初めて日本で上映される機会ということもあって急遽、来日が決定。本作のプロデューサーを務め、出演もしているアレン・アイと共に上映後の舞台挨拶に登壇した。ちなみに、ギドク監督のゆうばり映画祭参加は、2005年の『サマリア』上映以来11年ぶりとなる。

映画『STOP』は、おそらく日本では公開自体が難しいのでは?と思われるほどの“問題作”。原発5キロ圏内に暮らしていた夫婦が、東日本大震災の発生で避難を余儀なくされるが、地震発生時、妻はちょうど妊娠初期だったことから、奇形児が生まれるのでは?という恐怖が彼らを蝕んでいき、やがて予想外の展開を迎えることに…。

福島と東京を舞台にし、東日本大震災やその後の原発に関することを題材としつつも、フィクションを織り交ぜており、政府関係者と思しき人間が夫婦の前に突然現れて人工中絶を迫ったり、福島の立ち入り禁止区域に忍び込んだ夫が、そこで生活する妊婦と出会い、彼女の出産を目撃するなど、過激な描写が多数、盛り込まれている。

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