2016年3月7日 16:00
【予告編】童心に返る…『冬冬の夏休み』『恋恋風塵』鮮やかなデジタル映像で解禁
元気に駆け回る子どもたちが、おもちゃを競って“亀レース”に興じる様子や、パンツ1枚で飛び跳ねる川原での水泳、どれも熱中している姿が愛らしく、カメラの存在を感じさせない生き生きとしたリアリティにあふれている。トントンたちが駆け回る台湾西北部ののどかな田園地帯、ワンやホンの故郷である鉱山の町・九フンの風景が切り取られ、当時の人々の息づかいまでも聞こえてきそうな情景が、30年の時を経て、見事に蘇っている。
『黒衣の刺客』で第68回カンヌ国際映画祭「監督賞」を受賞したことも記憶に新しいホウ・シャオシェン監督が、1980年代、台湾映画界の新潮流である“台湾ニューシネマ(新電影)”の一翼を担った傑作2作。子ども時代、青春時代に想いを馳せながら、日台の協力により美しく蘇った映像をスクリーンで堪能してみて。
『冬冬の夏休み』『恋恋風塵』は5月21日(土)よりユーロスペースにて2週間限定公開後、全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
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