くらし情報『池松壮亮×矢崎仁司監督、役者と監督それぞれの決意と想い』

2016年3月25日 18:00

池松壮亮×矢崎仁司監督、役者と監督それぞれの決意と想い

音楽や絵画のように、映画も繰り返し観ることに耐えるものを作っていかないと駄目だなと。その日の気分でも、映画との向き合い方が変わると思いますしね。でも、そう言っていただける作品ができたのも、素晴らしい俳優の皆さんのおかげ。僕は撮影を通して1本の映画を作り、編集作業を通してもう1本の映画を作る。いわば映画を2本作る感覚をいつも味わっているのですが、編集中も撮った画を見ていて涙が出ましたし、こうして話していてもこみ上げてくるものがあります」。

続けて、「小さく見える女の子でも、裸で鏡に映すとすごく大きいんですよね」とも語る矢崎監督。物語の中で成長していく響子を、彼女を全身全霊で演じた成海さんを、こう称える。「むき出しになれることが、強さにつながるんでしょうね。
その強さは、『神童』の中にいる(中学1年生または13歳)の成海さんからも、『無伴奏』の成海さんからも感じられるもの。それを映し撮りたいと思いながら、私は作品に向かっていた気がします」。

むき出しになるということ、強さを持ち続けるということ、それを作品にぶつけるということ。それは、同じ俳優として、池松さんにも通ずる姿勢のようだ。「いろんな役をやったとしても、どこかに池松壮亮のストーリーがないと超つまんないと思うし、貫く思いみたいなものを諦めずに持っていきたい。

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