2016年3月29日 21:00
「これはポルノじゃない!」ギャスパー・ノエ監督、日本の大量モザイク処理に吠える
(Photo:cinemacafe.net)
フランス映画界の問題児ギャスパー・ノエ監督による、約6年ぶりの新作長編映画<a href="http://www.cinemacafe.net/special/6733/recent/">『LOVE【3D】』</a>が4月1日(金)から公開される。一組のカップルが破局していく様子を断片的な回想と赤裸々なセックス描写を交えて描いた挑戦的な内容で、初お目見えとなった第68回カンヌ国際映画祭では非難轟々・賛否両論を巻き起こした。だがノエ監督に関して言えば、これまでの作品同様に、そのネガティブな反応こそが勲章のようなもの。モラルを超越し続ける男が、単独インタビューに答えた。
日本を舞台に、輪廻転生を描いた映画『エンター・ザ・ボイド』から約6年。新作発表までの異常に長いブランクも、ノエ監督にとってはいつもの事だ。「前作の製作に疲れてしまった事も理由の一つにあるけれど、今回の作品は非常にセクシャルな内容。ゆえに配給されない恐れもあって、資金集めにかなり苦戦した」とふり返る。
だがその成熟期間中に、フランス政府が3D映画に対して助成金を支給する制度が立ち上がった。