2016年5月23日 17:30
【予告編】ゴダールの名作『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』が新訳、デジタル・リマスターで蘇る!
フェルディナンは、わけは後で話すという彼女と一緒に、着の身着のままでパリを後にし、マリアンヌの兄がいる南仏へ向かう。お金のない2人は、ガソリン代を踏み倒したり、物語を語ってチップをもらったり…。フェルディナンは大満足だったが、マリアンヌは欲求不満を募らせ街に飛び出す。そこで出会った小男がまたもハサミで殺され、マリアンヌは姿を消す。フェルディナンはギャング2人組に捕まって、彼女の居場所を教えろと拷問されるが、何も知らないと分かり解放される。マリアンヌを探し歩いたフェルディナンは、ようやく彼女を見つけるが…。
今回、公開に合わせてこの2本の予告編が解禁。『勝手にしやがれ』に関しては、当時の彼らが、28歳、26歳、20歳であった点も強調し、一新されたポスターとも基調色を統一している。
そして、『気狂いピエロ』に関しては、ヌーヴェルヴァーグの最高峰の本作でさえゴダールは 35歳でつくっていることを強調し、青・赤・黄色といった原色をモンドリアンの絵のように見立て、自由な感じのするフリージャズのような音楽も加えている。2作品共に、フランス語字幕の第一人者寺尾氏の新訳であることを強調しつつ、ストーリー説明ではなく作品の雰囲気や奔放さに重点を置いて作成。