くらし情報『【アリスのはじまりを紐解く旅】映画へと受け継がれるルイス・キャロルのメッセージ<ギルフォード編>』

2016年6月19日 19:00

【アリスのはじまりを紐解く旅】映画へと受け継がれるルイス・キャロルのメッセージ<ギルフォード編>

その後キャロルは1865年に「不思議の国のアリス」、1871年にその続編「鏡の国のアリス」を発表した。この「鏡の国のアリス」はギルフォードを訪れているときに書き上げたという。

ギルフォード駅から歩いて20分程のところにあるギルフォード城跡。この周辺にはキャロル氏の姉妹が住んでいたという家があり、毎年クリスマスにはギルフォードを訪れていたというキャロル氏。1897年のクリスマスにも姉妹の家に滞在していたが、66歳の誕生日を間近に控えた1898年1月14日、不幸にもインフルエンザから併発した肺炎で亡くなった。キャロル氏の葬式は生前、牧師として説教をしていたという聖メアリ教会で行われ、彼はマウント墓地に埋葬されている。ザ・マウントストリートの丘をひたすら登っていくと大きな木の隣にひっそりと彼の石碑があった。

■まさに映画のワンシーン?
キャロル氏が滞在していたという家の近くにギルフォードミュージアムがあり、そこにはルイス・キャロルの遺品が展示されている。
家にあったキャンドルや遊んでいたという玩具、さらにはキャロル氏が自分の作品を商業的なプロジェクトに提供したというビスケット缶。「鏡の国のアリス」

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