くらし情報『自然災害&ボイコット…波乱の中で開催された第21回釜山国際映画祭をふり返る』

2016年10月15日 18:30

自然災害&ボイコット…波乱の中で開催された第21回釜山国際映画祭をふり返る

Photo by cinemacafe.net

15日に閉幕する第21回釜山国際映画祭(BIFF)。アジアを代表する映画祭として毎年拡大を続けてきたBIFFだが、今年は台風18号により海雲台ビーチの会場が大きく破損したり、韓国映画監督組合がボイコットを表明したためパク・チャヌクら大物監督が不参加となるなど、波乱の10日間だった。

トラブルの発端は2年前、セウォル号沈没事故におけるパク・クネ政権の対応を批判する映画『ダイビング・ベル』の上映にまで遡る。与党側の釜山市長は上映中止を要請したが、イ・ヨングァン前執行委員長は表現の自由と映画祭の独立性を主張し上映を実施。これが原因となりイ・ヨングァン氏は今春解任され、さらには検挙までされてしまったのだ。

これには韓国内外の映画人が反発。一時は開催さえ危ぶまれたが、“SUPPORT BIFF, SUPPORT MR. LEE”(釜山映画祭とイ・ヨングァン氏を支持しよう)が映画祭参加者の合い言葉となり、ベテラン女優ユン・ヨジョンが老娼婦を演じた『THE BACCHUS LADY』のような秀作も含め299本もの作品が上映され、イ・ビョンホン、チョン・ウソンらの大物俳優はレッドカーペット参加は見送ったものの、ファンとの対話の場には出席。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.