2016年11月7日 18:00
【インタビュー】女優・高梨臨 挑戦し続け「演じることの面白さを実感」
都内だったり撮影所のセットだったら、あんなふうに自然に言えなかったと思います。赤磐だから言えるセリフなんです」。そして映画を通して知り合った赤磐の人々、桃をはじめとする第一次産業を支えている人たちの生き方は「とても格好いい」と称え、彼らの頑張る姿を見て、自分自身の夢についても改めて考えたと語る。
「私がこの世界に入るきっかけはスカウトでしたが、徐々に演じることの面白さを実感しています。ひとつの作品が終わる毎に思うのは、一緒に仕事をした人たちとまた仕事をしたい、また会えるように頑張りたい、ということ。映画のなかに“夢のために種を撒いていくの”というセリフがあって、それは自分の夢の描き方にも言えること。女優の仕事は何を頑張ってもいつか仕事に繋がると思うので、挑戦する=種を撒き続けていきたいんです。悩んだりすることもあるけれど、もうダメだ…って思うギリギリのところで、周りの人たちに救われてきました。
彩音もそうであるように、支えてもらってきたからこそ、私自身も周りの人たちを大切にしていきたい。これから先、立ち止まったり挫折したりしたときには、きっとこの映画も支えてくれる。そんな特別な1本になりました」。