2017年1月23日 18:00
【インタビュー】ベネディクト・カンバーバッチ、ドクター・ストレンジとの共通点を明かす
シャーロックは名声に興味がないけど、ストレンジは名声を求めている。それに、ストレンジは孤高であるとはいえ、いまの世の中に適応している物質主義的な男。その点、シャーロックは社会性に欠けるんだ。どちらも魅力的だけどね。秀でた才能を持つ象徴的な役柄を演じられるのは、役者にとってはとても光栄なことだよ」。
ちなみに、ストレンジとベネディクト自身の共通点はと言うと、「音楽が日常に欠かせないところ」。お気に入りの曲をバックに幾多の手術を成功させてきた外科医時代のストレンジのように、ベネディクトも「音楽によって集中力を高める」のだそうだ。
「フィリップ・グラスが手掛けた『めぐりあう時間たち』のサントラはかなりのお気に入り。
『I’m Going to Make a Cake/ケーキを作りましょう』を聴きながら、集中するんだ(笑)。ドレイク、レディオヘッド、エルボーもヘビーローテーションで聴いている。あと、BBCラジオは世界一の放送局だと思っていて、そこでお気に入りの曲に出会うことも多い。音楽は演技の助けになるし、エネルギーになるし、インスピレーションを与えてくれる。音楽だけでなく、演劇も、詩も、絵画も、アートが常に自分の糧となるんだ」。