2017年4月14日 19:30
【インタビュー】倉木麻衣、歌手生活18年――自分の応援歌から“みんなの歌”へ
ファンの方々が色々な思いを持って自分の曲を聴いてくれて、元気になったり、明日も頑張ろうと思ってくれたりする。ファンの方から『曲を聴くと当時を思い出す』と言ってもらえることもあるので、曲の一つ一つが思い出のアルバムのようになっている」と嬉しそう。
自分からファンへ。歌を届ける対象が変わると、歌詞の世界もおのずと広がった。2011年の東日本大震災も大きな転機に。「その時々の出会いによって生まれる歌もあるし、自分がいま感じている思いを歌詞に反映することもありますが、一貫しているテーマは“希望”。歌詞の中に前向きな言葉を入れるように意識しています。心を癒して、色々な景色に連れて行ってくれるのが音楽。
震災を経験したことで、人々に希望や癒しを与えられるような楽曲を自分も作りたいと思うようなりました」。
自然環境の保護にも興味がある。「リフレッシュは海や水族館。小さいときに母親がよく海に連れて行ってくれて、海の生物や自然と触れ合い、そこからパワーをもらってきました。いまでも海はインスピレーションを与えてくれる場所」というほど自然との触れ合いを重視。ケニア出身のノーベル平和賞受賞の女性環境保護活動家ワンガリ・マータイ氏と対談した際に「あなたは音楽によって世界に発信する力がある。