くらし情報『【シネマカフェ的海外ドラマvol.364】若者が抱える闇に切り込む「13の理由」』

2017年4月23日 15:00

【シネマカフェ的海外ドラマvol.364】若者が抱える闇に切り込む「13の理由」

Photo by cinemacafe.net

「こんにちは。ハンナよ。ハンナ・ベイカー。途中でテープを止めないでね。私の人生について話すから、じっくり聴いて。厳密には、“人生が終わった理由”なんだけど」。

Netflixの新作ドラマ「13の理由」は、自らの人生を終わらせた女子高生ハンナ・ベイカーのこんなモノローグで始まります。3月31日の全世界同時配信と共に、この作品が頭から離れない人たちが続出。
その1人として、「13の理由」をご紹介します。

ハンナの生前の独白が録音されたカセットテープを受け取るのは、彼女に想いを寄せていた同級生のクレイ。テープの声は、自分が死に至った“13の理由”を語り始めます。A面にもB面にも声が吹き込まれたテープは全部で7本。テープの声は「このテープを聴くあなたも理由の1つよ」と言い、“13の理由”を1つ1つ明かしていきます。

ジェイ・アッシャーのヤングアダルト小説をベースにした作品世界には、ハイスクール、女の子、男の子、恋、友情といった青春の象徴が確実に存在。しかしながら、「13の理由」はそれらが残酷な武器に変わる瞬間を冷静に見つめています。なぜ僕が理由の1つなのか?学園の尊大な人気者タイプでもなければ、人の死の原因になるはずもないクレイは、自転車に乗るときにヘルメットをきちんとかぶるような男の子。

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