2017年4月25日 20:00
【インタビュー】アラン・メンケン 盟友の死を乗り越え『美女と野獣』アニメーションから実写へ
曲作りは同じ空間で作っていきます。プロジェクトごとに思うのは、そのプロジェクトのために作った曲が作品にぴたりとハマり、さらに観客が感情移入をして、その曲を好きになってくれたら…それ以上嬉しいことはないですね」と語る。
なぜ、世界中の人がディズニー作品に魅了されるのか──長年、ディズニー作品にたずさわってきたメンケンは「関わっている人すべてがディズニーを愛していること」だと言う。
「ディズニーで仕事をしているスタッフは心からディズニーを愛しています。会社が素晴らしいということは人が素晴らしいということ。働く人たちそれぞれの才能を引き出していることも凄い。そして、ディズニー映画は唯一安全な場所(世界)でもあって、それも素晴らしいと思います」。最後に『美女と野獣』のお気に入りのキャラクターを尋ねてみると「やっぱり…野獣です。
彼はいちばん成長を見せるキャラクターですからね」と微笑む。実写版のために新たに追加された、野獣(ダン・スティーヴンス)の歌うバラード「ひそかな夢」もまた名曲。これからずっと愛され続けるナンバーになるだろう。
(text:Rie Shintani)
■関連作品:
美女と野獣 (2017)