くらし情報『【予告編】ヒトラー政権に抵抗する夫婦の愛とサスペンス!『ヒトラーへの285枚の葉書』』

2017年5月16日 16:30

【予告編】ヒトラー政権に抵抗する夫婦の愛とサスペンス!『ヒトラーへの285枚の葉書』

そして、監督は『インドシナ』『王妃マルゴ』に出演したフランス映画界きってのフェロモン俳優だったヴァンサン・ペレーズが務める。

原作は、600ページを越す大著をわずか4週間足らずで書き上げた、ハンス・ファラダの集大成とも言うべき著書「ベルリンに一人死す」。本書がドイツで出版されたのは戦後すぐの1947年だが、ペレーズ監督は、2007年にフランス語版が出版された際に初めて読み、その内容に感動し映画化を試みるが資金繰りに難航。その後2010年にアメリカ、イギリスで英語版が発売されるやベストセラーとなり状況が好転し、英語での映画製作が進み始めたのだ。

このほど到着した予告編では、「真実を書いてる、人に読ませたい」という夫・オットーが、“自分を信じろ ヒトラーを信じるな”と記したカードを、妻・アンナと共に街中にこっそりと置くというささやかな活動が映し出される。ヒトラー政権時代の不穏な空気の中、戦争、政府に異議を唱えることがどれだけ危険な行為だったのかを想像させる緊迫感あふれるサスペンスタッチから、お互いへの愛情と敬意を再確認する切ない夫婦愛のドラマも盛り込まれ、思わず引き込まれてしまう映像となっている。

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