くらし情報『靴工場で“戦う女”たち描くフレンチ・コメディ・ミュージカル上陸!『ジュリーと恋と靴工場』』

2017年6月29日 10:00

靴工場で“戦う女”たち描くフレンチ・コメディ・ミュージカル上陸!『ジュリーと恋と靴工場』

そんな現代社会を色濃く映したテーマを、ポップなロマンチック・コメディ・ミュージカルに仕上げたのは、本作で長編デビューとなるポール・カロリ・とコスティア・テスチュの新鋭監督コンビ。2017年のパームスプリングス国際映画祭で新人監督賞にノミネートされ、話題を呼んだ。

現代女性の葛藤を抱える主人公ジュリーを好演するのは、『EDEN/エデン』のポーリーヌ・エチエンヌ。くるくると変わるキュートな丸い瞳は躍動感と生命力にあふれ、思わず共感してしまう主人公をみずみずしく演じている。また、どこか60年代のフレンチ・ミュージカルの香り漂う、靴や洋服の計算され尽くした色や配置と、本物のダンサーを起用したコケティッシュな踊りと歌には、いつのまにか魅了されてしまうこと間違いなし。

本作の舞台となったフランスのロマン市は、元・米大統領夫人ミシェル・オバマ御用達の「ロベール・クレジュリー(Robert Clergerie)」や、かつては「シャルル・ジョルダン(CHARLES JOURDAN)」の工場もあった場所。実際に高級靴の生産地としても知られている。劇中で使われている靴や靴箱は、現地で作られたものが採用されており、歌やダンスだけでなく、細部までこだわり抜いた、現代の“ジャック・ドゥミ”テイストのミュージカルとなっている。

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