2017年7月20日 16:00
【インタビュー】寛一郎 映画の世界へ踏み出す覚悟 “佐藤浩市の息子”と言われ続けることは「慣れている」
「3人ともすごく優しくて、入っていくのは全然難しくなかったです。一番、難しいところだと思っていたことがすんなりとできて、すごくありがたかったです」。
特に主演として現場を引っ張る中島健人(Sexy Zone)には魅了された。
「とにかく素晴らしいなって思いました。根っからのエンターテイナーでみんなを笑わせたり、常に楽しませようとするし、キャスト、スタッフに対して誰にでも分け隔てなく話しかけてくれるんです」。
そして、撮影が始まると不思議なほど冷静に、過度に緊張することなく、演技に臨めたという。
「リハーサルだったり、こうやって取材を受けたりしているときの方がずっと緊張しますね(苦笑)。
でも、現場ではあまり緊張はしなかったです。決して、役に入り込んで…っていうわけではないんですけど」。
できあがった映画をスクリーンで観たときの感想を問うと「こんなもんか…くらいの感じでした」とそっけなく語りつつ「もちろん、大樹は僕ですし、僕の顔なんですけど、不思議と見慣れた顔って感覚ではなかったですね」とも。
俳優の道に進むことを決意したのは18歳のとき。生まれてからずっと、俳優という仕事は、身近にあるものであり、やるかやらないかはともかく、いつか自分の中で向き合うべき存在だったという。