を設立したが、今年7月に今度は出版社「X Artists’ Books」を立ち上げた。昨年キアヌが出版した詩集「Shadows」(原題)で組んだアーティストのアレクサンドラ・グラント、デザイナーのジェシカ・フリーシュマンと3人で、独創的で多分野にまたがる内容のアーティスト・ブックの出版に取り組む。キアヌは「本を読んで、思考したり想像したり、旅をする喜びのため」と起業の理由を「Los Angeles Times」紙上で語っている。
カスタム仕様のバイクもアーティスト・ブックも、妥協を許さない作りゆえに、手頃な価格での量産、万人受けは難しい。それでも、自分が心から気に入ったものを世間に伝えたいという情熱はあっぱれだ。
知名度を適度に使いながら、最終的にはそこに頼り過ぎずに商品の魅力で勝負する。王道ながら、実はなかなか実現の難しいセレブのサイドビジネス・スタイルだ。
(text:Yuki Tominaga)
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