くらし情報『松坂桃李「共感できたら終わり」、女性の敵“薄っぺら男”を熱演『かの鳥』』

2017年10月18日 13:00

松坂桃李「共感できたら終わり」、女性の敵“薄っぺら男”を熱演『かの鳥』

松坂さんといえば、誠実で温厚そうな役柄も多く、現在放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」では、後に主人公の夫となる売れない芸人を演じるなど、多少ダメなことをしても憎めない、“好青年キャラ”で不動の人気を築いているイメージ。

『彼女がその名を知らない鳥たち』(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
だが、9月に行われた本作のジャパンプレミアイベントでは、キャスト一同から、水島に対する非難が巻き起こり、松坂さん自身も「自分の役は、ゲスだ、のひと言。水島真と書いて、ペラペラぺラ男と読む。女性の敵。共感できたら終わりだなと思っていました」と言及するほど。

本作で初タッグとなった白石和彌監督は、「何も説明しなくても水島になりきっていた。映画全体の中で自分のポジションや役割が何かをすごく考えて、理解している役者です。そのうえで本当に誠実に、この薄っぺらい役に取り組んでくれました」と太鼓判を押している。


『彼女がその名を知らない鳥たち』(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
今後の出演作に『不能犯』主演を控え、衝撃的な内容で波紋を呼んだ主演舞台『娼年』の映画化が発表されたばかりの松坂さん。本格派俳優として着実にキャリアを重ねる中で、本作で見せる新境地を、ぜひ劇場で堪能してみて。

『彼女がその名を知らない鳥たち』は10月28日(土)

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