2017年12月21日 11:50
【インタビュー】ジェシカ・チャステイン、ステレオタイプな“女性像”は「映画で壊していかなきゃ」
女性はこうあるべきだというステレオタイプは、ある意味で映画のせいでできたものだと思うの。だから映画で壊していかなきゃと思っているのよ」
いまハリウッドでは、これまでセクシャル・ハラスメントの被害に遭いつつ、仕事を失うことを恐れて耐えてきた女性たちが声を上げ始めています。
「まだハリウッドでは変化を感じていないわね。多くの男性が権力のある地位にいるから。ただ、ハリウッドの女性たちは自分たちが力を持ち始めていると感じているわ。たくさんの女性たちが支援し合おうとしているし、ひとつになることが恒久的な変化に繋がると信じているから」
女優として一番の原動力となっているのは、「いままで語られてない物語を語ること。女性が自分を投影できるキャラを生みだすこと。キャリアを使って社会貢献をすること。
ステレオタイプをなくして女性を支援すること。女性たちを父権社会と戦えるようインスパイアすること」と語るジェシカ。スクリーンの外でもSNSなどを通して、女性をサポートする発言を積極的に発信しています。
「業界に入ったときは声を上げるのが恥ずかしかった。でも『ゼロ・ダーク・サーティ』の公開後、ほかの女性キャストと私との間でいさかいがあったという記事がアメリカ国内でいくつか出たの。