2017年12月21日 11:50
【インタビュー】ジェシカ・チャステイン、ステレオタイプな“女性像”は「映画で壊していかなきゃ」
それは事実ではなかった。2人ともオスカーにノミネートされていたのよ。でも、この架空のストーリーのおかげで映画業界における歴史を思い出したの。いかにメディアやスタジオが、女優たちが団結しないようにして虐待の被害者にしてしまうかという歴史をね。だから“これは嘘よ!”とフェイスブックに乗せたの。最初はメディアを否定するようなことを言って、気難しい女優だというレッテルを貼られるのは怖かったわ。でもその後、意見を表明することによって、スタジオもメディアも女性を分断するためになど私を利用できないと認識してもらえたと気づいた。自分自身の人生をコントロールできていると感じられたわ」
それ以降、ほかの女優、女性たちの支援のために声を上げ続けていると言います。
「女性同士いがみ合うのは当然だと思うのは、間違った考えだと思うの。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』は女優が多く出ていた作品だけれど、最高の現場経験だった。若い女性たちにも、女友だちがいていいんだと思いながら大人になってほしい。それに、分断しようとしている人はいるけれど、ひとつになった方が私たちはより強くなれるのよ!」
ジェシカの信念を反映し、女性たちへの強いメッセージが感じられる作品ですが、もちろん、世界の全ての人に向けた愛のあるメッセージも。