2018年1月11日 11:15
【シネマカフェ的海外ドラマvol.374】全米が熱視線!50年代NYでコメディアン目指す“常識破り”な女性の再生劇
をより印象づけたのが、コメディシリーズ部門で作品賞と主演女優賞(レイチェル・ブロズナハン)を受賞した「マーベラス・ミセス・メイゼル」。とてつもなくチャーミングで、世の中の空気にも合った同作が2部門に輝いたのも嬉しい瞬間でした。
Amazon配信の「マーベラス・ミセス・メイゼル」は、50年代のニューヨークに生きる主人公ミリアム・メイゼル、愛称ミッジの物語。完璧な夫と完璧な住居で誰もが羨む結婚生活を送る良き妻ミッジが、ある日を境に夫に去られ、幸せな暮らしの崩壊に見舞われるところから物語は始まります。しかし、ミッジの本当の幸せは崩壊の先に? 良き妻生活から解放されたミッジは、持ち前のパワフルさを武器に第2の人生を歩み出すことに…。
「ギルモア・ガールズ」でも知られるクリエイター、エイミー・シャーマン=パラディーノ(作品賞受賞の際に喜びを爆発させていましたね!)の描く作品世界で、思いがけない事態に戸惑いながらも羽ばたき始めるヒロインがとにかくキュート。
名門女子大学を出て、良き夫を見つけ、子どもも生んでゴール! という“常識”が、決して常識ではないと知ったミッジの再生物語が、「ギルモア・ガールズ」