2018年2月16日 07:30
【インタビュー】二階堂ふみ×吉沢亮 繊細で鈍感でエネルギッシュな青春という化け物を語る
、感じていた「わからない」という感情を表現できるのか不安もありました。
出来ることならば、原作と出会ったリアルな16~17歳の時期にハルナを演じたかった?
二階堂:と思ってたんですけど、撮影が終わってから「この歳でやってよかったな」って思いました。ちょっと距離を置くことで、(当時を)ふり返ることもできたし、その当時だったら、わからずにやっていたことをある程度、頭で理解して演じることができたので。いまでよかったと思います。
吉沢さんも、少し年齢を重ねた上で高校生を演じたことを肯定的に受け止める。
吉沢:(彼らの感情は)理解できる部分ではあったので。それをいま、感じられるかと言うと難しいかもしれないけど、いろんなことを客観的に見ることができたので、この歳でやれてよかったと思います。
それぞれハルナと山田を演じる上で、特別にキャラクターを作りこむでも、口調や佇まいを過剰に意識するでもなく、その世界に“生きる”ことを大事にした。
吉沢:役としてはすごく難しかったです。山田という人間の芯の部分、周りから見える山田と彼が抱えているもののギャップ、彼が周りをどう見ているのか?考えたらキリがないくらいで、ずっと考えていたけど、結局、正解がわからないまま終わった感じですね。