くらし情報『【インタビュー】ライアン・クーグラー監督、『ブラックパンサー』に託した想いと深き愛を語る』

2018年3月4日 19:45

【インタビュー】ライアン・クーグラー監督、『ブラックパンサー』に託した想いと深き愛を語る

『ブラックパンサー』-(C)Marvel Studios 2018

「今回、一番大きな軸とした部分は、文化的アイデンティティだったわけなんですね。ワカンダというのは架空の国ですが、本当に現実に限りなく近い<アフリカ文化>というものを尊重しながら、そういった要素を盛り込んでいきたいと思ったんです。ワカンダは、地球上最も歴史ある国、という設定でもあるので、長年受け継がれてきた歴史観や時代の流れが感じられるものを全編に散りばめたい、と」。

「とはいえ、アフリカが舞台とはいえども、日本をはじめ世界中の観客が自分たちの歴史と重ね合わせて楽しむことができる、そういった普遍的な部分も必要です。自分の国の歴史や文化、ご先祖様との繋がりなどを大事に守っていく――そういう点はみんなが共感できると思います。アフリカ文化と普遍性、この両方を組み合わせてうまくバランスをとりながら、一つ一つのディティールに力を入れました」。


ライアン・クーグラー監督/メイキングカット『ブラックパンサー』-(C)Marvel Studios 2018

ワカンダ王国の風景はもちろん、登場人物が着ている民族衣装、奏でる音楽、使う言葉や文字まで…架空の国でありながら描かれるもの全てがリアルに感じられ、その世界観をすっと受け入れることができた。それは、ライアン監督が細部に至るまでこだわり抜いて作り込んだがゆえに生まれた説得力が成せる技だろう。

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