2018年4月10日 09:15
【インタビュー】バーテンダー&工事現場を経て俳優へ――クリント・イーストウッドの息子スコットのストイックな一面
逃げ出すことなく、たとえ傷つけられても許し合い、前に進み、力を合わせて戦う大切さを教えてくれる指導者なんだ」。
笑いながら言った「ちょっとカッコよすぎる」は、実は真剣な本音のよう。だからこそ、「最も気をつけたのは、人間臭さを持たせること」だったという。「最終的にカットされてしまったのだけど、ネイトとジェイクの関係性を物語るシーンがもっとあったんだ。そこがあれば、ネイトの親しみやすさがもっと伝わったのかもしれないね。登場人物の多い物語だから仕方がないけど。若い頃のネイトとジェイクには素晴らしい友情があった。けれども、ある出来事があって少し衝突してしまった。
そんな2人が再会し、徐々に親友同士に戻っていく。すごく楽しい関係だし、その変化の過程が面白いと思ったんだ」。
本人はやや無念の表情を浮かべるが、案ずることはない。ネイトとジェイクの友情物語は少ないシーンながらも人間味に十分溢れていて、キュートだ。2人揃ってイェーガーに乗り込み、息の合ったアクションを見せるシーンでもそれが分かる。「アクションシーンには長い時間をかけたし、夜の撮影も多かった。だから、ジョンも僕もちょっとハイになってね。フラフラし過ぎて、笑えてきたよ。