2018年5月13日 14:15
#MeToo時代の母の強さとは!?『ゲティ家の身代金』ほか映画6選
男の世界のなかで女であるというのはどういうことなのかを掘り下げる」というミシェル。
「まともに受け止めてもらうには、あらゆる知力と能力を使って闘い、事態をコントロールし、周りと対等に渡り合わなければならないということを彼女は本質的に分かっていた。女であるがために軽んじられ、過小評価され、除外されるシーンがこの作品には数多く散りばめられている。こういうタフで、リアルで、尖ったところのある複雑なキャラクターを演じるのが大好き。ゲイルは崩れることが許されない。目標をしっかりと見据えないといけないが、そこまでの道筋が日々刻々と変化する。彼女のコントロールの及ばないところで様々な出来事や人々が影響して事態が変わっていく」と彼女は説明する。
#MeToo問題で注目を集めた本作だが、図らずも作品内容はそれと呼応するかのごとく、弱い立場に置かれた女性が己の尊厳と愛する息子のために奮闘する物語だ。
過去の事件を元にした映画ではあるが、時代と映画が持つメッセージは、現代の問題と符合している。そんな本作をぜひスクリーンで確かめてみてほしい。
『ゲティ家の身代金』は5月25日(金)より全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)