くらし情報『【インタビュー】ウェス・アンダーソン、飛行機嫌いの天才監督が描く“旅”と日本』

2018年5月25日 07:30

【インタビュー】ウェス・アンダーソン、飛行機嫌いの天才監督が描く“旅”と日本

頭の中にあるウェス・アンダーソン流の日本が、精巧なパペットと共に描かれていく。
「映画監督を目指した頃の僕はアニメに興味がなかったし、思い描いていたのはクルーと俳優に囲まれて撮影する自分の姿。でも、ストップモーション・アニメの手作り感にはすごく惹かれるものがあった。しかも、アニメを制作する上で何よりも楽しいことが1つある。それは、すべてを一から作らなくてはならないということ。自分で100%選択し、コントロールする行為がすごく楽しいんだ」。

また、「ストップモーション・アニメには2つの演技がある」とも。「1つは、アニメーターがパペットを動かす演技。
もう1つは、声優が声を吹き込む演技」だという。
「僕にとって、前者は想像以上にミステリアスなもの。アニメーターの作業はとても繊細で、驚きに満ちている。彼らは登場キャラクターたちの目、鼻、口、耳、足を微妙な角度で動かし、息を吹き込んでいく。それによって、受ける印象も変わるんだ。キャラクターが何を考えているか、どんな気持ちでいるのか。アニメーターは僕にとって、三船敏郎やマーロン・ブランドだよ」。

「もう1つの演技」を担う声優陣には、こちらも三船敏郎やマーロン・ブランド級の役者たちが揃った。

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