くらし情報『「シャーロック」ばりの中国発・推理ドラマ「開封府」リリース決定』

2018年6月5日 12:32

「シャーロック」ばりの中国発・推理ドラマ「開封府」リリース決定

「包公」と呼ばれ、中華圏での「水戸黄門」や「大岡越前」「遠山の金さん」ともいえる存在だ。劇中では、シャーロック・ホームズばりの頭脳を駆使して事件の真相を暴いていく過程が興味深く、推理劇の醍醐味もたっぷり。演じるのは、大ヒット中国時代劇「琅ヤ榜(ろうやぼう)」(2015)で存在感のある演技を披露したビクター・ホァン。彼が朝廷を揺るがす数々の事件を鮮やかに解決する正義の役人を個性的に演じたことで、本作にハマる人が続出した(※琅ヤ榜のヤは王に邪)。

中国ドラマというと話数が長いというイメージだが、本作は、4話で涙が止まらないといわれ、6話、15話などで一旦締めくくりが来るのが特徴。中でも第1章では、皇子と育ての親との深い絆のエピソードが見どころに。権力の座を巡る朝廷内の争いは、緻密なプロットで視聴者をうならせた「琅ヤ榜」に匹敵する面白さ。皇太后や重臣たちの水面下での攻防を巧みに描いたストーリーには心が震える。


また、皇帝を巡る美しい女たちの争いは、同じく高視聴率を得た「宮廷の諍い女」(2011)さながら。だが、ドロドロ感はなく、その奥にある人間の情が涙を誘う。警察と裁判所機能を持つ役所=開封府を舞台に、野望、愛憎、復讐が交錯する事件の裏に描かれる、奥深い人間ドラマは感動必至となりそうだ。

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