くらし情報『続編製作も決定!サスペンス・ホラー『クワイエット・プレイス』が放つ斬新な試み』

2018年9月26日 08:00

続編製作も決定!サスペンス・ホラー『クワイエット・プレイス』が放つ斬新な試み

そうした不確定要素が時に伏線、時にアクシデントとして複雑に絡み合い、会話はなくとも物語がぐいぐいと進んでいくストーリー展開は、まさに「斬新!」の一言に尽きる。

監督・脚本・出演・製作総指揮の4役を務めたジョン・クラシンスキーは、「脚本における大きな課題の1つは、未知なる“何か”に囲まれる恐怖に加えて、ほとんど言葉を使わずに、いかにしてフラストレーションや、不安や、悲しみや、反抗や、欲求や愛といった感情をかき立てるかだった」と語っているが、終盤、溜まりに溜まった緊張感の放出を皮切りに、散りばめられた伏線を回収しながら怒涛のラストへとつながっていく卓越した構成力に舌を巻くはずだ。

緩急の効いたBGMが斬新!

また製作にあたり、クラシンスキーは日常生活で生じる音を「安全な音」と「安全でない音」として詳細にリスト化。劇中ではそれらの“音”を効果的に使用することで“場”の雰囲気を完璧にコントロールしているが、その徹底ぶりはBGMにおいても同様のようだ。

本作では『3時10分、決断の時』(2007年)と『ハート・ロッカー』(2008年)の2度に渡りアカデミー賞にノミネートされた作曲家マルコ・ベルトラがサウンド・クリエイションに参加している。

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