くらし情報『【インタビュー】岩田剛典、新境地を開いて見据える新たなビジョン「現状維持で満足しない」』

2018年10月5日 11:45

【インタビュー】岩田剛典、新境地を開いて見据える新たなビジョン「現状維持で満足しない」

とオファーを受けた理由を語る。

障がいを抱えたキャラクターを演じるのも初めてだった。「そこが難しさでもあり、やりがいでもありました。障がいと向き合う恋愛、生活、家族や仕事場の環境や心情も細かく描いている作品だと思います。そういうリアリティも含めて、単なる恋愛映画ではない部分にも、僕はこの作品の魅力があると思っています」。

車いすバスケを披露「実は一番体力的にはきつかった」

樹のモチーフになっているのは実在する建築士の阿部一雄さん。岩田さんも撮影前や現場でも阿部さんと会って話を聞いた。「阿部さんは幼い頃から車いす生活だったわけではなくて、樹と同じように、大人になってから事故に遭い、いまは1級建築士として活躍されています。
あんなにエネルギッシュな方には普段なかなか会えない。それぐらい明るくてパワーに満ちあふれている方です」。その前向きな姿勢について「障がいを負って、自分の中で整理がつくまでは消化できない部分あるはずですけど、それを1周も2周も3周もして、フラットになったときって、すごく強い」と語る。「樹もつぐみと再会したときは、とっくにそんなものは乗り越えている。だから、変に暗く引きずるような役作りやめようと思いました」。

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