2019年1月21日 07:45
【インタビュー】町田啓太、8年前の決断に間違いはない――俳優活動は「何にも代えがたい」
今回のインタビューでも作品にかける町田さんの熱量がヒシヒシと伝わってきた。
きっと足の怪我がなくてもGENERATIONSではなく俳優の道を選んでいた
いまやLDHの俳優部門・劇団EXILEきっての爽やかキャラだが、町田さんが本格的に演技の道で生きていくと決めたのは2011年。足の怪我によって当時、候補メンバーだったGENERATIONSの活動を休止していたときだった。しかし、もしその足の怪我がなかったとしたら?町田さんは俳優ではなくアーティストの道に進んでいたのだろうか。
「その可能性もあったかもしれないけれど、結局は俳優の道を選んでいたと思います。足の怪我が俳優活動に専念するきっかけではありましたが、『あの映画、面白かったよ』と僕が出た作品を観てくれた方の声が届くのが、何にも代えがたいくらいうれしい瞬間なんです」と話す町田さんの目に迷いは一切ない。
取材中も「映画が大好きなんです」と映画の話になるとまるで子どものように無邪気な顔を見せる。実に幸せそうな表情だ。
8年前の町田さんの決断に間違いはなかったと確信できる取材であったことをここに伝えよう。
(text: Kanako Kondo/photo:You Ishii)