くらし情報『メーガン妃を迎えた“開かれた王室”、始まりはヴィクトリア女王だった!』

2019年2月3日 16:00

メーガン妃を迎えた“開かれた王室”、始まりはヴィクトリア女王だった!

そのエリザベス2世が“一番尊敬する女王”として名をあげているのが、本作の主人公であり、高祖母にあたるヴィクトリア女王。それには、2人の女王の境遇の近さが関係しているのかもしれない。

エリザベス2世の父親はジョージ6世。『英国王のスピーチ』で描かれるように、伯父エドワード8世の駆け落ちによる退位は王室を揺るがし、ジョージ6世の王位継承は想定外のものだった。さらに直系男子がいなかったため、その父亡き後、26歳でエリザベス2世として即位する。

一方、ヴィクトリア女王の父親はジョージ3世の四男、ケント公爵エドワード。3人の兄がいるため継承順位は下位だったが、いずれの兄にも正式な結婚による子がいなかった。また、先王の存命中に彼女にも弟がいれば王冠が授けられることはなかったが、父ケント公はヴィクトリアがわずか8か月の時に早逝、18歳の若さでヴィクトリア女王として即位すると、2015年にエリザベス2世が更新するまで、63年7か月という歴代最長の在位期間を誇った。


数奇な運命に翻弄された2人。だが、大英帝国の最盛期に君臨したヴィクトリア女王を、現女王エリザベス2世が尊敬するのは当然といえるのかもしれない。

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